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POCららぽーと福岡がNEWオープン! 店内のフラワー装飾を手掛けたフラワーコラボレーター・志村大介さんインタビュー

POCららぽーと福岡がNEWオープン! 店内のフラワー装飾を手掛けたフラワーコラボレーター・志村大介さんインタビュー

2022年4月25日にオープンしたばかりのPOCららぽーと福岡。ネイビーを基調としたエントランスを入ると目を惹く、フラワーの装飾を手掛けたのは、フラワーコラボレーターとして活躍する志村大介さんだ。今回は志村さんがフラワーコラボレーターとして活動するようになったきっかけや、新店舗の装飾へのこだわり、コンセプトをうかがった。

  

-花の仕事を始めたきっかけを教えてください。

 父は生花業を経営していて、フラワーアーティストなんです。20代の頃は家業をやりたくなくて、好きだったファッション業界で10年ほど勤めていました。退職後、30代は何をしようかな...、と思いながら、花の配達など父の仕事を手伝っていた時期があったんですが、あるとき、友人の女性の誕生日プレゼントに見様見真似で初めてアレンジメントを作ってプレゼントをしたんです。それがすごく喜んでもらえて、花ってこんなに人に喜んでもらえるものなんだと知り、そのまま父の会社でフローリストとして仕事をスタートしたことがきっかけです。

 

 

-いつ頃から、アーティスト(表現者)としての活動へシフトしていったのですか?

 2014年に布袋寅泰さんが出演する大きなチャリティーイベントがあり、ゲスト出演する友人の華道家のアシスタントとして参加したんです。友人が衣装替えで席を外し、残りの装飾を任されたときに、いろいろとテーマはあったのですが、気がついたら、音出しをされていた布袋さんのギターの音に、自然と身を任せて装飾をしていました...(笑)。それがたくさんの人に評価をして頂いて、自信にも繋がったし、すごく楽しかったんです。花屋は裏方として作り、喜んでもらうという気持ちから、アーティストとして自分を知ってもらい、人間より遥かに昔から地球に存在していた、植物の命の素晴らしさを、広く知ってもらいたいと思うようになりました。

  

-その後、どのようにして現在の肩書きでもある、フラワーコラボレーターとして活動するようになったんですか?

 布袋さんが出演されたイベントの後に、現代アーティストの三嶋章義さんの結婚式会場の装飾や柴咲コウさんのアーティスト写真などの制作に関わらせてもらい、フラワーアーティストとして、企業との仕事も増えていきました。そんななか、僕の代表作でもある『人間花器』という作品を一緒にやらせて頂いた、特殊メイクアーティストのAmazing JIROさんが、僕の個展の会期中に帰国されて、ぴったりな肩書きということで、「フラワーアーティストじゃなくて、フラワーコラボレーターってどう? 」って言ってくださったんです。確かにJIROさんとも、アーティスト、企業やブランド、出会った人々....、すべてコラボしているなと思い、2019年から『フラワーコラボレーター』という肩書きで活動をしています。

 

-志村さんの作品は「この場所にこんな素敵な作品が...」と感動するものばかりです。創作するにあたって、インスピレーションを受けたり、意識していることはありますか?

 正直に言うと、考えていることってあまりなくて...。もちろん仕事をする際に予めデザインのイメージをして共有しますが、“ その場の空気感 ” を大事にしていて、考えていたデザインもその場で違うと感じたら、変更することもあります。インスピレーションという感じではないかもしれませんが、日頃から、日常生活での出来事や会話などからヒントを得て、それを自分なりに解釈して、こんな表現ができたらおもしろいかな...と考えることを大事にしています。

  

-今回、新たにオープンしたPOCららぽーと福岡のフラワー装飾を手掛けることになったきっかけを教えてください。

 以前、別の現場で使用した花をアップサイクルというカタチで再度使用し、制作をする仕事をファッションデザイナーの方と一緒にやったことがあったんです。その活動を芝原社長が見てくださっていて、何か一緒に出来たらいいね!ということで、新店舗の装飾に声をかけて頂きました。僕もやるならただディスプレイとして装飾するのではなく、何か意味のあるものをやりたいという気持ちをお伝えして、どんどん話が進んでいきました。

 

-POCが福岡に初出店をするということで、どんなイメージをされましたか?

 何店舗かお店を拝見したことがあって、店舗ごとのコンセプトやアートに植物がすごく合うと思っていました。ただ、今回のようにたくさんの植物を使った店舗はなかったので、お店に馴染ませながらも、個性をいかに出せるかということは考えました。さらに、新参者というか...、初めての福岡出店なので、その土地への敬意を表する意味でも、僕自身が自分の作品を作る上でこだわっている “ 地のもの ” を使用したいという思いがありました。

 

-“ 地のもの ” を使った装飾とは実際にどんなものですか?

 今回は、一度納品をしたらそのまま使用できるものというオーダーだったので、選択肢はドライフラワーでした。そこで、福岡の土地(飲食店など)に一度降りた花を引き上げ、ドライフラワーにして使用する、というアイデアを出させて頂きました。ですが、提案したものの僕は福岡に一人も知り合いがいなくて...。友人を介して福岡のフラワーアーティスト・中村寛史さんを紹介して頂き、中村寛史さんが仕事などで使用した花材をドライフラワーにして使用させて頂くことで、福岡へ一度降りたたくさんの花を使用した装飾が完成しました。

 

-コンセプトをひとことで表すと?

 「アートのアップサイクル」ですかね。一度福岡の地で使用された花を廃棄せず、ドライフラワーにして、再度アートに使用する。アップサイクルをして、土地への敬意、地元の人たちと根付いていきたい。そんな願いも込めて...。

 

 

-最後に、今後POCと取り組んでいきたいことや自身でチャレンジしたいことなどを教えてください。

 POCの周年イベントなどでスタッフやお客様のみなさんと一緒に楽しめるようなことをしたいですね。コラボなどでプロダクトをやったことがないので、そういうこともできたらいいなと思います。僕自身のチャレンジとしては、2021年にプロスケーターの吉岡賢人と一緒に、即興で表現するストリートスケートとフラワーアートのコラボをやったんですが、それがすごく楽しくて...。僕はスケートをやっていたので、ストリートカルチャーが好きだし、音楽やファッションも影響を受けてきました。ですから、街を使ってアーティストやクリエイター、アスリートたちと植物を絡めた取り組みに挑戦したいと思っています。

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